乗馬による股関節の痛みを改善するストレッチ方法
乗馬をしていても股関節に痛みがあると心配になったり、集中できなかったりします。これからも長く続けていこうと考えている方は自分自身のケアを忘れないようにしましょう。股関節の痛みの9割はストレッチやエクササイズで解決します。
股関節の痛みのメカニズムを知り、自分自身にもあてはめて今日からできる改善、または予防ストレッチを実践していきましょう。
股関節が痛くなる原因
関節炎
関節が炎症を起こすことで痛みが生じる場合があります。股関節は、太ももの骨の上にある骨頭という部分と骨盤がはまるように形成されています。これにより様々な角度に足を動かすことができるのですが、骨の表面に付着している軟骨という部分が本来クッションの役割をしているにも関わらず年齢や運動不足によりすり減ることで発症します。
内転筋の炎症
内転筋とは内ももの筋肉を意味しますがこの部分に瞬間的に強い力や衝撃が加わることで筋肉が無理やり引き延ばされて炎症を起こします。肉離れにも近い現象ですが、乗馬においても馬にまたがる瞬間に無理な負荷がかかったということもあります。
関節炎の原因は加齢に伴うものなので自然と言えますが内転筋の炎症に関しては事前に防ぐことができます。内転筋は筋肉そのものを柔らかくすることで防ぐことができるので今日からでも取り組んでいきましょう。
痛み改善内転筋ストレッチ
ガニ股ストレッチ
やり方
・大きく足を左右に開きガニ股にします
・両手は膝の上に置きます
・片方の肩を前方に突き出すようにします
・肩を入れ替えて交互に行います
・片方20秒3セットは行いましょう
ポイントは画像のように膝が90度になるまでお尻を下げること。ただし無理は禁物。できる範囲で行いましょう。
足の裏合わせストレッチ
やり方
・座った状態で足の裏を合わせます
・背筋を伸ばします
・両膝を画像のように肘で押していきましょう
・20秒3セット行います
膝が大きく浮いてくる人は無理に押さず、姿勢を正し、カラダを前に倒していっても構いません。
伸脚ストレッチ
やり方
・片足を伸ばしてしゃがみます
・膝はまっすぐ伸ばします
・伸ばしている足側の手で膝を上から抑えると更にストレッチがかかります
・足首は画像のようにぺったりつけましょう
・20秒3セットを交互に行いましょう
まとめ
いかがでしたでしょうか?股関節の痛みの原因は内転筋にあることがわかったと思います。内転筋は股関節可動域の指標でもあります。以外と軽視される部分ではありますが、柔らかくすることで筋肉特有のバネの働きが改善され、衝撃に対しても緩和し受け止めることができます。
乗馬においても股関節は常に開いた姿勢ですから、内転筋が引っ張られている状態ですよね。だからこそ柔らかく保つことが必要です。硬いままだとケガのリスクは高まります。この機会にしっかりと改善に取り組んでいきましょう。