乗馬の上達には足首を鍛えることも大切
乗馬と足首の関係には鐙がありますよね。鐙の踏み方が悪いと感じる方もいらっしゃると思います。また意識をしすぎて踏みすぎてしまって無理に足首に負荷がかかっている方もいます。
まずは乗馬を始めたばかりの方でも、そうでない方も万が一の時のために足首を鍛えておくことは重要なことだと思います。今回はケガの予防にもつながる足首の鍛え方をご紹介します。
足首とトレーニング
足首と言っても構成されている筋肉を鍛えることが大切です。足首はふくらはぎと脛の筋肉で繋がっています。特にメインとなる筋肉はふくらはぎです。人間のカラダの中で全体重を支える最下部の筋肉がふくらはぎです。
つまり毎日の生活の中で疲労をしている筋肉とも言えます。このふくらはぎを鍛えることが足首の強化に繋がるということですね。
カーフレイズ
カーフレイズはふくらはぎを鍛える代表的なトレーニング方法です。自宅でも簡単にできるので取り組んでいきましょう。
やり方
①背筋を伸ばして両足で立ちます
②両足のかかとを上げてゆっくり戻します(壁に手をつけてもいいです)
③自信のある人は片足でやってもいいでしょう
回数は20回~30回を2セット~3セット行いましょう。するとふくらはぎがパンパンに硬くなる感覚があるかと思います。最後に硬くなったふくらはぎをストレッチしてゆっくり伸ばしてあげましょう。
ふくらはぎを鍛えるメリット
ふくらはぎを鍛えるメリットは足首の強化以外にも様々なものがあります。
・むくみ解消になる
・冷え性改善になる
・基礎代謝が上がる(血液循環が良くなることで)
・足首が細くなる
・疲れにくくなる
これらは全てふくらはぎがカラダに対して大きな役割を持っているからなのです。別名第二の心臓とも呼ばれていて、心臓から出た血液が全身を巡る過程のなかでふくらはぎはカラダの一番下に位置します。すると重力によって下へどんどん血液が溜まる状態をポンプ機能を使ってまた上に押し出すという働きがあるのです。
ポンプ機能があるくらいですから、静脈弁という逆流防止の弁もついているのがふくらはぎの特徴です。ここを鍛えることと柔らかくしておくことでポンプ機能がうまく働き全身の血液循環に深く関係してくるということですね。逆に言えばポンプ機能がうまく働かない場合は血液、老廃物が溜まりむくみや冷え性、最悪な状況になると静脈瘤までもができてしまいます。
静脈瘤は破裂すると生命の危険にもなります。今日からふくらはぎトレーニングをして足首を強化するとともに、乗馬の上達、それ以上にこれからのライフスタイルにも大きく影響するということを考えていきましょう。