乗馬が上達しない理由は股関節の柔軟性にある
乗馬をしているのになかなか上達しない人は多いのではないでしょうか?始めてからもう数年も経っているのに変化を感じない。自分自身のセンスや先生との相性が悪い。挙句の果てには馬が悪いなんて考えたりしていませんか?
乗馬には基本姿勢があり、正確に保つことでカラダの軸が出来上がり、安定性に繋がります。上達しないと感じている人はまずは自分のカラダの状態を把握することがオススメです。今回はカラダの安定性や軸に関して重要となる股関節の柔軟性に関してご紹介します。
股関節がカラダに与える影響
乗馬の正しい姿勢
乗馬の正しい姿勢としては頭、肩、腰、お尻、足首まで一直線につながっていることがポイントです。他にも目線は遠くをみることや肩の力が抜けていること、体重が均等にかかっていることが大切です。
背面からみたときにも背筋がしっかり伸びていて足の左右差がないこと、肩の高さが一定であること、肩甲骨の位置が均等にあることも重要なことになります。しかし姿勢を自分自身で客観的にみることはとても難しいと感じる方もいるのではないでしょうか?
ここで重要となるのが骨盤の安定性です。骨盤が安定すると自然と姿勢が整ってきます。そして骨盤の周りには股関節というカラダの中で一番大きな関節が存在しています。股関節は骨盤の安定、足を前後左右に動かす働き、バランスを保つ働きがあります。
そして股関節の周りには大きな筋肉であるお尻の筋肉、前ももの筋肉、裏ももの筋肉、内ももの筋肉、外側の筋肉とそれぞれがが活動することで連動します。
つまりこれらの筋肉の中でどこかに硬い部分があるとうまく連動せすに股関節が硬くなり骨盤までもがゆがみ始めます。
股関節チェック
これから股関節の傾き、骨盤のゆがみチェックを行います。
まず立った状態から片足を上げてみてください。
いかがでしたか?
片足を上げても骨盤の位置が変わらずキープできているでしょうか?
ポイントとしては胸を張り姿勢を正した状態から足を上げることです。
このように骨盤が傾いてしまう人は股関節が硬い証拠です。この状態で乗馬してもなかなか安定はしないですし、無理に力んだりしてしまうことがあります。上達するためには正しいカラダの状態をつくることが大切になります。
そして更にチェックとして片足を上げた状態で1分間キープにもチャレンジしてみましょう。1分間キープできずバランスを崩してしまう方は筋力不足も考えられます。理想としては強くてしなやかな筋肉であることが大切です。