乗馬に必要な股関節が硬いと起こるカラダのリスク
股関節が硬くなる原因
人によって関節の柔軟性はそれぞれですが、主に2つの原因で股関節が徐々に硬くなることがあります。
股関節に関係する筋肉のコリ
股関節は下半身と上半身を連結させる筋肉でもあり、大腿四頭筋、ハムストリングス、腸腰筋、大殿筋、内転筋で構成されています。そして脚を外側に開く動きや内側に閉じる動きのなかで筋肉が硬くなっていることで開脚もできなくなります。他にも長時間のデスクワーク、同じ姿勢で過ごすことが多いと、股関節に関与する筋肉の緊張が起こり、股関節の可動域が狭くなります。
加齢や姿勢のゆがみ
加齢、運動不足や筋肉量不足により関節の軟骨のクッションがすり減り、柔軟性が低くなります。また、日頃の姿勢が悪いと骨盤が歪み、骨格のバランスが悪くなって股関節が硬くなっていきます。
股関節が硬いとどうなるの?
股関節は人間の体の中で最も大きな関節です。例えば日常動作で普段何気なく行っている立つ・歩く・座る・走るという基本をすべて担っている重要な関節です。股関節が硬いと、健康面にも美容面にも大きな影響が生じる可能性があります。
硬いことで起こるリスク
・太りやすくなる
・むくむようになる
・腰痛を発症する
・猫背になりやすい
・疲れやすい
・カラダ全体がゆがむ
・膝を痛める
特に乗馬をする人にあっては、バランスが取れなくなる、腰を痛めやすい、膝を痛めやすい、肩が凝るなど競技によってもそれぞれにリスクが生じます。そして股関節が硬いと血行が悪くなることがほとんど。結果として老廃物がうまく排出されず、脚のむくみや冷えも生じやすくなります。それにより、代謝も悪くなり、太りやすく痩せにくいカラダになってしまいます。また体全体に歪みが生じることで脂肪や筋肉の付き方にも影響します。
柔らかい股関節でいることのメリット
・血行が良くなり代謝が向上
・歩きやすくなる
・走りやすくなる
・脚が軽くなる
・痩せやすいカラダになる
・姿勢がよくなる
・腰痛が改善される
股関節が柔らかいと血行が良くなり、冷え性やヒップアップなどにも効果があります。また、股関節の可動域を高めることで乗馬の中でぶれない姿勢、安定した重心を保つこともでき、膝への衝撃も吸収できるようになります。新陳代謝も活発になることで日常の消費エネルギーも高くなり、痩せやすい体質にも近づきます。
股関節の歪みが改善されれば、連動して動く骨盤も正しい位置に収まり、骨盤周りの血行が良くなります。乗馬をするうえでも、日常生活の上でも大切になる股関節を柔らかくすることに意味はありますよね。しっかりストレッチや体操をしていきましょう。
The Endurance Horse Rider of Dubai